この遺跡は、Sri Saket県のA.Uthumphon Phisaiにあります。
国道226号線をSri Saketから西に向かって行くと、右手のお寺の中にあります。
Khampaengとは壁、Noiは小さいと言う意味です。よって、小さな壁の遺跡です。
この遺跡は、ジャヤヴァルマン7世の102の施療院のひとつでした。
その他の施療院で、最も近い施療院は、ここから約30kmの南西にある
Prasat Tam Cham
があります。
遺跡を南西から見たところ。
遺跡を南から見たところ。
南東から祠堂を見たところ。
遺跡を南東から見たところ。
遺跡を東正面から見たところ。
正面は、東塔門です。
反対に歩いて行くと
バライがあります。
北東の聖池越しに遺跡を見たところ。
聖池の東にあった祠です。
東塔門のまぐさ石。
磨滅が激しく、何をモチーフとしたレリーフか
判然としません。
東塔門を抜け、振り返って見た
東塔門内側のまぐさ石です。
このまぐさ石もモチーフは判然としません。
但し、Michael Freeman著
「KHMER TEMPLES IN THAILAND & LAOS」
によると、このまぐさ石は、
Baphuon様式(11世紀)とあります。
このジャヤヴァルマン7世の施療院は、
12世紀後半から13世紀前半に
建立されており、
約200年のギャップがある事から、
このまぐさ石は、
他のBaphuon様式(11世紀)の遺跡に
使用されていたまぐさ石を、再利用して
建立したと推定されています。
祠堂を東正面から見たところ。
祠堂の東正面、入口上部のまぐさ石です。
その拡大写真です。
中央は、牡牛に乗るシヴァ神のようにも見えます。
南東の経蔵です。
経蔵を西側から見たところ。
祠堂の前から北東方向を見たところ。
祠堂の前から東方向を見たところ。
祠堂の東側地面には、
ラテライト石が敷き詰められています。
祠堂の東正面入口です。
祠堂を南西から見たところ。
祠堂を北西から見たところ。
遺跡を北西から見たところ。